私たちの身体には「気(プラーナ)」の流れがあり、
人間の生命維持活動(精神・脳・内臓・自律神経・呼吸・心臓)は気(プラーナ)で動かされています。
また、気と心は常に連動しているので、気が動くと心も動く。
気が動かなければ、心も動かなくなるという仕組みがあります。
日本にも古くから「病は気から」という言葉があるように、
気が下がると内臓の働きに影響を及ぼして身体が病気になる、
心に影響して精神を病むと考えられていました。
呼吸をコントロールすることで気(プラーナ)の流れを使って、
気の通り道(気道)のつまりを取り除くことができると言われています。
気道は私たちの身体中にあって、
ストレス・炎症・怪我・病気などの影響で気の流れが悪くなり、すぐに詰まってしまいます。
気道がつまり詰まると、炎症や病気・痛みを引き起こすと考えられています。
詰まりが肉体に現れた場合、
炎症を起こして、そこに痛みを引き起こすと考えられています。
痛い時、息を止めることがあると思いますが、
それで痛みが和らぐ経験は誰にもあると思います。
つまり、呼吸法で一時的に痛みを和らげることができるのを、
私たちはすでに知っているはずです。
呼吸法とは、気道のお掃除のようなものなので、
日常的に呼吸法をしっかりすることで汚れや詰まりを取り除き、
詰まりにくくすることができます。
呼吸をちゃんとすれば、他のものも連動してちゃんとしてきます。
呼吸さえ安定すれば、自律神経や脳の働き、そこから繋がっている内臓の働きが全部安定してきます。
まずは、1日1回から3分でも5分でもいいので、毎朝やってみる。
少しづつ増やして、1日2回朝晩、ベッドの上に寝転んで、
起きた時と寝る前の習慣にしてみて欲しいなと思っています。
ゆったりと吸って、ゆったりと停めて、ゆったりと吐く。
いつでもどこでもできる呼吸を、
1日のルーティンの最初と最後にぜひ入れてあげてください。
