私たちは誰もが多かれ少なかれ、ストレスを抱えていると思います。
ストレスへの耐性は生まれ持った性格や、幼少期の過ごし方、
ひいては前世からの影響もあると言われています。
ストレスがあってもあまり落ち込まない人もいれば、
落ち込んでも立ち直りの早い人もいます。

これまでの経験でストレスを感じた時、
私たちは「戦う」のか「逃げる」のかという選択を行って来ました。
そしてそのどちらも選択できなかった時の経験が、
無自覚な心や脳や身体に「トラウマ」として刻み込まれてしまっています。
私たちは「トラウマ」を普段意識して生活することはできません。
その時の苦痛を和らげるために、
記憶の鮮明さや具体性をぼやかして記憶していると言われています。
ヨガはそんなトラウマを抱えた私たちを、
大人になってから“子どもの頃の自分“を癒すプロセスになります。
心、脳、内臓、呼吸、身体の全ては「私」であり、つながっています。
そして、心でキャッチしたストレスは脳に伝わり、
呼吸を浅く、筋肉を硬くしてしまいます。
ヨガで、呼吸を深め、筋肉を柔らかくする。
すると、恐怖や緊張を和らげることができ、
こわばった心や脳、内臓までも柔らかくなっていくんだよと言われています。
私のクラスでは「月のヨガ」が不安の解消やストレスケアにおすすめです。

東洋医学では、ストレスは肝(臍の少し上)に溜まり、
女性の場合は婦人科系疾病を引き起こすと言われています。
月のヨガでは、アーユルヴェーダに伝わる“マルマポイント”を刺激し、
滞っている詰まりを解消することで不定愁訴を和らげます。
月のヨガには決まった動きやルールがなく、
「頑張らなくてもいい自分」でいるための時間です。
頑張りすぎて自分の心が置き去りになっている時、
もっとちゃんとしなきゃと思い込んでる時、
持ちすぎている「こうあるべき」を一旦下ろして、
ゆったり自分の心と身体を確認してみませんか?