ヨガをしている人は常にいい人?

ヨガをしていると、
いつもポジティブでいなきゃとか、みんなに親切にしなきゃとか、
なんでもギフトとして受け取らなきゃとか、思うかもしれません。

だけど、そんなことないです。

ヨガには「アヒムサ(非暴力)」という教えがあります。
暴力を振るわないということです。
暴力は、肉体的なものだけでなく、精神的なものも含まれます。

それはもちろん、他者に対しても当てはまりますが、
自分に対しても例外なく当てはまります。

まずは、他者のためにアヒムサを実践します。
だけど、自分がどれだけ心を尽くしても伝わらない相手というのは、
やはり少なからず存在します。

自分はできるところまでやって、
ここから先は自分を傷つけると思ったら、
それはもう相手の問題なので、手放してもいいと思います。

それが自分へのギフトなのか、相手の問題なのかは、
見極める必要があると思います。

昔は私も、苦手な人ほど気を遣って、
無理して相手に合わせて、やめ時も分からず疲れ果てることもありました。

だけど、ヨガには「アールジャワン(素直)」という考えもあります。
それは、考え・言葉・行動が一致することだと言います。

それらを一致させる行動を選ぶ練習をしていく。
最初は怖いと感じることもあると思いますが、
それが徐々に自分に対するアヒムサを実行することになると思います。

だけど、素直とエゴはまた違って、
白でもない、黒でもない、
グレーな第3の選択肢があったりします。

あまり白黒はっきりさせなくて大丈夫なので、
迷った時は時間をかけて、
自分の真意を探していけばいいのかなと思います。

それが自分が納得できる素直さであり、
自分と他者にできるアヒムサになると思います。

ヨガの言う「愛」は無条件にありますが、
優しさは無条件ではなく、厳しさの中にもあるものだと思います。

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